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玄関ドアの種類を徹底解説|開き戸・引き戸・断熱・防犯まで選び方のポイント

2026年06月30日(火)

新築やリフォームで玄関ドアを選ぼうとしたとき、開き戸・引き戸・アルミ・木製など、種類の多さに戸惑う方は少なくありません。玄関ドアは毎日使う設備であり、デザインだけでなく断熱性や防犯性能も住まいの快適さに大きく影響します。今回は、玄関ドアの種類と選び方のポイントについて詳しく解説します。

玄関ドアの主な種類

玄関ドアは、種類によってその特徴や与える印象が異なります。玄関ドアの主な種類は、次の通りです。

 

開き戸(片開き・両開き・親子ドア)

開き戸は蝶番(ちょうつがい)を軸にしてドアを前後に押したり引いたりして開閉するタイプで、現在の戸建て住宅で最も一般的に採用されています。気
密性・断熱性・遮音性を高めやすいという大きなメリットがある一方、開閉のために前後のスペースが必要となる点には注意が必要です。代表的な3つのタイプをご紹介します。

片開きドア

片開きドアは、1枚の扉が開閉する最もスタンダードな形です。限られた間口でも設置しやすく、構造がシンプルなため価格も比較的リーズナブルです。機能性とコストのバランスが優れており、多くの戸建て住宅で採用されている定番のタイプといえます。

親子ドア

親子ドアは、日常的な出入りに使う大きな「親扉」と、普段はロックされている細長い「子扉」の2枚で構成されています。大型家具を搬入する際などに子扉を開放して開口幅を広げられるほか、玄関に豪華で堂々とした印象を与えられます。こだわりのある外観デザインを求める方に選ばれることの多いタイプです。

両開きドア

両開きドアは、左右2枚の同じ大きさの扉が観音開きになるタイプです。広々とした開口部と重厚感が最大の魅力ですが、設置には広い間口が必要であり、採用できる住宅が限られます。高級感のある外観を演出したい場合や、建物のファサードに存在感を持たせたい場合に検討したいタイプです。

引き戸(片引き・引き違い・引き込み)

引き戸は扉を横にスライドさせて開閉するドアです。前後に開閉するスペースが不要なため、玄関ポーチのスペースを有効活用できます。また、開けた状態を維持しやすいため、ベビーカーや車椅子での出入りがしやすくバリアフリー性に優れている点も大きなメリットです。

引き違い戸

引き違い戸は、2枚以上の扉を左右どちらにも自由にスライドさせて開閉できるタイプで、日本の伝統的な家屋で古くから親しまれてきた形状です。網戸を設置しやすく換気に便利なため、和風テイストの住宅や自然換気を重視する方に向いています。

片引き戸

片引き戸は、1枚の扉を左右どちらか一方に壁に沿って平行移動させるタイプです。コンパクトな設計で狭い玄関でも採用しやすく、シンプルな操作性が高齢者やお子さんにも使いやすい点が特徴です。

引き込み戸

引き込み戸は、スライドさせた扉を壁の中に完全に収納できるタイプです。開口部を最大限に広く使うことができ、すっきりとした見た目を好む方や、大きな荷物の搬入が多い家庭にも適しています。

玄関ドアの選び方

玄関ドアを選ぶ上で、素材は重要な判断基準の一つです。代表的な素材と、それぞれの特徴は次の通りです。

 

スチール製|コストを抑えたいなら

スチール(鋼板)製のドアは非常に頑丈で、防火性や遮音性に優れています。主にマンションなどの集合住宅や、厳しい防火基準が定められている地域で多く採用されており、価格がリーズナブルな点も魅力です。一方で重量があるため開閉時に重さを感じること、断熱性が低いこと、デザインの選択肢が限られることには注意が必要です。

アルミ製|軽さとデザイン性を重視するなら

現在、日本の戸建て住宅で最も普及しているのがアルミ製の玄関ドアです。軽量で操作性が良く、錆びにくいため耐用年数は20〜30年程度とメンテナンスフリーで長持ちします。また、加工のしやすさからデザインのバリエーションが非常に豊富で、本物の木と見間違えるほどリアルな木目調を施した製品も高い人気を集めています。

木製(木質)|ナチュラル・高級感を求めるなら

天然木を使用した木製ドアは、他の素材にはない独特の温かみと重厚な質感が魅力です。木は熱を伝えにくい性質を持つため、素材そのものが高い断熱性を備えています。ただし、天然素材ゆえに雨や紫外線による劣化が進みやすく、美しさを保ち反りや歪みを防ぐには定期的な塗装などのメンテナンスが不可欠です。耐用年数は15〜20年程度とされています。

樹脂複合製|断熱性能にこだわるなら

近年注目を集めているのが、アルミなどの金属部材と熱を伝えにくい樹脂(プラスチック)や断熱材を組み合わせた断熱ドアです。玄関は家の中で熱の出入りが特に大きい場所ですが、断熱ドアを採用することで冬場の冷気や夏場の熱気の侵入を抑え、冷暖房効率を大幅に高めることができます。室内外の温度差による結露を防ぐ効果もあり、省エネを重視する方に適した選択肢です。

玄関ドアを選ぶときに確認すべき3つの性能

玄関ドアを選ぶ際は、見た目や素材だけでなく性能面の確認も欠かせません。特に重要な3つの性能は、次の通りです。

 

1.断熱性能

玄関ドアの断熱性を高めることは、光熱費の削減や家の中の温度ムラの解消につながります。断熱性能はいくつかのグレードに分かれており、熱貫流率(U値)が低いほど断熱性能が高くなります。寒冷地には高断熱タイプ(U値1.5以下)、中間地域には中断熱タイプ、温暖地域には標準タイプを目安に選ぶとよいでしょう。住まいの地域の気候に合ったグレードを選ぶことが大切です。省エネ性能の向上にもつながるため、断熱性は優先して確認したい項目です。

2.防犯性能

大切な家族を守るため、防犯性能は玄関ドア選びで欠かせない要素です。最近の玄関ドアは、ピッキングに強い「ディンプルキー」が標準仕様となっているものが大半です。さらに、ガラス部分に破られにくい「防犯合わせガラス」を採用したり、スマートフォンやカード・リモコンで施錠・解錠できる「電子錠(スマートキー)」をオプションで追加したりすることで、より高い防犯性と利便性を実現できます。防犯性能の高いドアを選ぶことは、家族の安心にも直結します。

3.気密・遮音性能

外部の騒音やすき間風を防ぐためには、気密性と遮音性も重要な確認ポイントです。扉が枠にしっかりと密着する「開き戸」は、気密性・遮音性において優れています。一方、「引き戸」は構造上どうしても隙間ができやすく、開き戸に比べると気密・遮音性がやや劣ります。ただし、近年は性能が向上した引き戸製品も登場しているため、引き戸を希望する場合は高気密タイプを選ぶことで不満を解消できます。

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まとめ

玄関ドアには「開き戸」と「引き戸」という大きな種類の違いがあり、さらに素材や断熱性能・防犯性能・気密遮音性能によって適した製品は異なります。デザインや価格だけで選ぶのではなく、住まいの環境や家族の生活スタイルに合った性能を優先することが、後悔しない玄関ドア選びのカギです。今回ご紹介した選び方のポイントを参考に、専門家に相談しながら最適な玄関ドアを選びましょう。