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オートロックを後付けするメリット・デメリットや取付費用・方法を解説

2025年12月02日(火)

住宅やオフィスのセキュリティ対策として、オートロックが注目されています。既存の玄関ドアに後付けすることで、鍵の閉め忘れの防止や防犯性向上など多くのメリットがあります。しかし導入にはコストや電池切れなどのデメリットも存在します。

そこで今回は、オートロックの後付けに関する基礎知識から選び方、費用、取付方法まで徹底解説します。

オートロックを後付けするメリット

現代の住宅やオフィスのセキュリティ対策として、オートロック機能は多くのメリットをもたらします。具体的なメリットを解説します。

鍵の閉め忘れがない

オートロック機能の最大の利点は、ドアが閉まると自動的に施錠されるため、鍵の閉め忘れを防止できることです。

さらに、小さな子どもやお年寄りがいる家庭では、施錠の確認や管理が簡単になります。

鍵を紛失するリスクが減る

オートロックシステムは暗証番号や指紋認証、ICカードなどで解錠できるため、鍵の紛失や盗難のリスクが大幅に低減されます。

また、万が一認証用のカードなどを紛失した場合でも、登録情報を削除することで第三者による不正利用を防止できます。

防犯性の向上

オートロックは防犯性能を高められます。鍵の閉め忘れがなくなるため、空き巣などの侵入を防止できるのです。

また、シリンダーを取り除くタイプのオートロックでは、ピッキングなどの不正解錠のリスクも低減できます。

鍵の開け閉めが簡単

オートロックシステムは、鍵の施錠・解錠を楽にしてくれます。

暗証番号式なら数字を入力するだけ、ハンズフリータイプなら近づくだけで解錠できます。荷物を両手に抱えているときや、子どもを抱っこしながらの玄関の出入りも、スムーズに行えます。

オートロックを後付けするデメリット

オートロックには多くのメリットがありますが、導入前に知っておくべきデメリットもあります。設置前にこれらの課題も把握しておきましょう。

コストがかかる

オートロックを後付けする際は、通常の鍵と比較して導入コストが割高になります。

また、電池式の場合は定期的な電池交換も必要になるため、維持費も考慮しなければなりません。電子錠の寿命は一般的に約7年といわれており、通常のシリンダー錠(10~15年)と比べて短いため、長期的には買い替えコストも考慮する必要があります。

締め出されるリスクがある

オートロックを開錠するためのカードキーやスマートフォンなどを持たずに外出してしまうと、逆に締め出されるリスクもあります。

暗証番号や指紋認証タイプ以外は、解錠に必要なものを必ず持ち歩く習慣をつける必要があります。

電池切れのリスクがある

電池式のオートロックは、電池の残量に注意が必要です。多くの製品では電池残量が少なくなると通知機能で知らせてくれますが、それを見逃すと施錠も解錠もできなくなってしまいます。

電池の交換頻度は半年~1年程度が一般的で、使用頻度によって変動します。急な電池切れに備えて、予備の電池を用意しておきましょう。

防犯意識が低下する

オートロックは通常の鍵より防犯性が高いため、導入したことで安心しきってしまう傾向があります。

戸建て住宅の場合、侵入経路として窓からが最も多いです。オートロックを設置しても、家全体の防犯対策を怠らないようにしましょう。

後付け可能なオートロックの種類

ここでは、後付けできるオートロックの主な5つの種類をご紹介します。

暗証番号タイプ

暗証番号タイプのオートロックは、あらかじめ設定した数字の組み合わせを入力することで解錠するシステムです。物理的な鍵を持ち歩く必要がなく、鍵の紛失リスクがないことが最大の利点です。

電子タイプとメカニカルタイプの2種類があり、メカニカルタイプは電池を必要としないため電池切れの心配がありません。電子タイプはより高度な機能を備えている場合が多いです。

タッチキータイプ

ICカードやスマホをかざして解錠するタッチキータイプは、近年特に人気が高まっています。SuicaやPASMOなどの交通系ICカードを鍵として利用できる製品も多く、普段から持ち歩いているカードで開錠できるため、持ち物が増えません。

スマホのNFC機能を利用するタイプもあり、専用アプリを使って開閉操作ができます。また、Bluetooth接続により、スマホがポケットに入ったままでも近づくだけで自動的に解錠する「ハンズフリー解錠」機能を備えた製品も登場しています。

指紋認証タイプ

生体認証を利用した指紋認証タイプは、登録した指紋で解錠する安全性の高いオートロックです。鍵やカード、暗証番号を忘れる心配がなく、家族一人ひとりの指紋を登録できるため、個別に出入りを管理できます。

スマホを持っていない子どもや高齢者でも、簡単に利用できることが大きなメリットです。

ただし、指が濡れていたり、汚れていたりすると正確に読み取れない場合があるため、別の開錠手段も備えているものを選ぶと安心です。

リモコンタイプ

専用のリモコンを使って開閉操作を行うリモコンタイプは、ボタン1つで簡単に解錠できる手軽さが魅力です。多くの製品はコンパクトなキーホルダータイプで、従来の鍵と同じように持ち歩けます。

また、リモコンはハンズフリー機能を備えたものもあり、ポケットやバッグに入れたままでも近づくだけで解錠できるものも増えています。ただし、リモコンを紛失したり電池切れになったりした場合の対策も、考慮する必要があります。

スマートロック

最も進化したオートロックタイプとして、複数の解錠方法を組み合わせたスマートロックがあります。スマホによる操作はもちろん、指紋認証、暗証番号、ICカード、リモコンなど、さまざまな解錠方法に対応しているのが特徴です。

多くのスマートロックは遠隔操作機能を持ち、外出先からでも鍵の開閉状態を確認したり操作したりできます。Amazon AlexaやGoogleアシスタントといったスマートスピーカーと連携して、音声で鍵の操作ができる製品もあります。

オートロックを後付けする際の費用

オートロックを後付けする際には、製品の種類や取り付け方法によって費用が異なります。予算計画を立てる際の参考として、主な費用項目を解説します。

製品の部材費

オートロックの製品価格は、機能や性能によって幅広く設定されています。内側のみに取り付けるタイプだと、2〜3万円が一般的な相場です。一方、内外両方に取り付けるタイプを選ぶ場合は、費用が倍の5〜6万円程度を見込んでおく必要があります。

特に高機能な製品や防犯性の高いオートロックシステムになると、10万円を超える場合もあります。

作業費

専門の鍵業者に取り付けを依頼する場合、作業費は2〜3万円が一般的です。部材費と作業費を合わせると、トータルで4〜8万円程度が相場となります。

オートロックを後付けする方法

オートロックを玄関に後付けする方法はいくつかあります。住居の種類や予算、求める機能によって最適な方法が異なりますので、それぞれの特徴を理解した上で選びましょう。

シリンダーを交換して後付け

シリンダー交換タイプは、既存のシリンダー(鍵穴部分)を取り外し、オートロック対応のシリンダーに交換する方法です。工具を使用する必要があり、ある程度の手間がかかりますが、防犯性の向上が期待できます。

電子錠やメカニカルキーレスの多くは、このタイプの設置方法を採用しています。ただし、ドアの形状やメーカーによっては対応していない場合もあるため、事前に確認が必要です。

既存の鍵を残したまま後付け

既存の鍵はそのままで、オートロック機能を追加する方法です。室内側のサムターン(鍵のつまみ部分)に取り付けるタイプが多く、設置が簡単で手軽なのが特徴です。

スマートロックと呼ばれる製品に多いこの方式は、工事不要で取り付けられるため、賃貸住宅でも導入しやすくなっています。

防犯性はシリンダー交換タイプに比べてやや劣りますが、取り付けの手軽さとコストパフォーマンスに優れています。

鍵穴を新しく開けて後付けを行う

既存の鍵穴は利用せず、新たに穴を開けてオートロックを取り付ける方法です。既存の錠前が対応していない場合や、引き戸にオートロックを設置する場合などに採用される手法です。一般的に、ドアの上部などに新たな穴を開けて設置します。

費用は他の方法と比べて高くなる傾向がありますが、既存の構造に依存せず理想的な位置に設置できるため、使い勝手の良さや防犯性を重視する場合には有効な選択肢です。

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見積もり前に工事の詳細を丁寧に説明し、どのような施工が必要かを明確にした上で費用を算出します。施工時間も最短3時間からと効率的で、ご自宅のスタイルに合わせたキー形状も選べます。

まとめ

オートロックの後付けは、鍵の閉め忘れの防止や防犯性向上、操作性の向上など多くのメリットがある一方で、導入・維持コストや締め出されるリスクといったデメリットも存在します。

暗証番号、タッチキー、指紋認証、リモコン、スマートロックなどさまざまなタイプから、ご家族の生活スタイルや住居の形状に合った最適な製品を選び、専門業者に相談しながら導入を検討していきましょう。