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玄関の防寒対策はどうする?防寒対策5選とリフォーム費用を解説

2025年12月02日(火)

玄関が寒い原因の多くは、隙間風や断熱不足など、家の構造によって冷気が侵入してしまう点にあります。放置すれば住まい全体の快適さも低下してしまうため、早めの対策が重要です。今回は、玄関の防寒対策5選とリフォーム費用について解説します。

玄関が寒いときに考えられる原因

玄関が冷え込むのは、家の構造や素材、そして設備の有無など、さまざまな要因が重なって起こります。ここでは、玄関が寒くなる主な理由について解説します。

隙間風が入ってくる

玄関が冷える最大の原因として、まずあげられるのが「隙間風」です。玄関ドアと枠のわずかな隙間から冷気が入り込むことで、室内温度が一気に下がってしまいます。

築年数が経つにつれ、玄関ドアやパッキンは経年劣化を起こし、最初は気にならなかった小さな隙間が徐々に広がっていきます。その結果、冬場の冷たい外気が連続して流れ込むため、玄関周りに立つだけでひんやりとした感覚が続くようになります。

日当たりが悪い方角に玄関がある

玄関の位置する方角も、寒さに直結する要素です。北向きや北東・北西といった日照時間が短い方角に玄関がある場合、日中に太陽光で温まる時間が圧倒的に少なくなります。

太陽光が当たらない玄関は、外気の影響を受けやすく、冬場は特に冷気がこもりやすくなります。自然の力で温まる機会がないため、日が暮れるころにはさらに冷え込みが進むのが特徴です。

玄関ドアの断熱性が低い

玄関ドアの材質や構造によっても、寒さの感じ方は大きく変わります。断熱性能の低いアルミ製ドアの場合、外気の冷たさがダイレクトに伝わり、ドア本体が冷え切ってしまうことがあります。

玄関ドアは24時間外気にさらされるため、断熱性の低い素材だと室内側まで冷たさが伝わり、近くを通るだけで冷気を感じることになります。

玄関の床も冷気を伝えやすい素材

玄関の床材がタイルの場合、冬の冷え込みをさらに強く感じやすくなります。タイルは温まりにくく、外気の冷たさをそのまま保持してしまうため、足元から冷気が伝わります。

特に玄関外のタイル部分は、常に冷たい外気に触れているため、その冷たさが玄関内部にまで影響し、冷えの原因となります。

玄関に吹き抜けや大きな窓がある

玄関に吹き抜けや大きな窓があると、空間の体積が増えるため暖まりにくくなり、冷え込みが進みます。広い空間は温度管理が難しく、暖気が上に逃げやすい構造でもあります。

また、大きな窓は断熱性が低いケースも多く、外気の影響を受けやすいため、玄関全体が冷え込む一因となります。

暖房設備がない

玄関や廊下は、一般的に暖房設備が設置されないことが多い場所です。そのため外気の影響を受けやすく、家族が出入りするたびに冷気が流れ込み、寒さが積み重なっていきます。

玄関の防寒対策5選

玄関の寒さは、ちょっとした工夫や手軽なアイテムで大きく改善できます。ここでは、今日からでも取り入れやすい防寒対策を5つ紹介します。

ドア枠に隙間テープを貼る

最も手軽で効果が出やすい対策が、ドア枠に隙間テープを貼る方法です。隙間テープはドアと枠の微細な隙間をふさぎ、外気の侵入をしっかり抑えてくれます。

スポンジタイプやモヘアタイプなど種類も多く、ホームセンターで手軽に手に入り、貼るだけで効果を実感できるのが魅力です。応急処置ではありますが、即効性の高い対策といえます。

ドアの内側に断熱カーテンを吊るす

玄関ドアの内側に断熱カーテンを取り付けるのも効果的です。断熱カーテンを垂らすだけで、ドアを開閉する際に流れ込む冷気をやわらげ、断熱性能の低いドアから伝わる冷たさを軽減できます。

玄関は家の中でも温度差が大きい場所なので、カーテンというシンプルな仕切りを設けるだけでも、体感温度がぐっと変わるのを感じられます。

ドアにプラバンや発泡スチロールを貼る

玄関ドアの冷たさが気になる場合は、プラバンや発泡スチロールをドアに貼る方法もあります。これらの素材は熱を伝えにくいため、ドア表面で冷えた空気が室内に広がるのを防いでくれます。

DIYで取り付けられるうえ、貼り方によっては見た目もすっきり仕上げられるので、低コストで玄関の寒さを軽減したいときに向いています。

土間に断熱材を敷く

玄関の土間からじんわり伝わる冷気に悩んでいるなら、床の断熱が効果的です。

厚手の玄関マットを敷くだけでも十分効果がありますが、よりしっかり対策したい場合はタイルシートや断熱材入りのマットを選ぶと、足元の寒さを大幅に抑えられます。

新しいドアに交換する

根本的な寒さの改善をめざすなら、玄関ドアを断熱仕様のドアに交換するのが最も効果的です。最新の玄関ドアは高い断熱性能を備えており、外気の影響を受けにくくなるため、玄関の温度が安定しやすくなります。

費用はかかりますが、長期的に見れば光熱費の節約や住まい全体の快適性向上につながるため、寒さに悩まされ続けている家庭には非常に有効な選択肢です。

玄関ドアのリフォーム費用

玄関ドアのリフォーム費用は、選ぶドアの種類や機能、そして工事の方法によって大きく変わります。一般的な相場としては30万円〜60万円程度ですが、選択するグレード次第で価格は上下するため、目的と予算に合わせた検討が重要です。

ここでは、費用を左右する主なポイントを詳しく説明します。

ドア本体のグレード・機能

玄関ドアの価格は、材質やデザイン、そして断熱・防火・通風などの機能によって大きく異なります。特に寒さ対策を重視するなら、断熱仕様のモデルを選ぶかどうかが決め手になります。

エントリーモデル(10万〜20万円)

コストを抑えたい場合に選ばれる基本グレードで、断熱性や防犯性は標準的です。必要最低限の性能は備えているため、予算重視のリフォームに向いています。

ミドルクラス(20万〜40万円)

断熱性能の向上や電子錠などの機能があり、利便性と快適性が高まるグレードです。玄関の防寒を目的とするなら、このクラスの断熱ドアが最もバランスが良い選択といえます。

ハイエンドモデル(40万円以上)

最高レベルの断熱性能に加え、防犯性能やスマートロックなどの先進機能が搭載されたモデルです。快適さだけでなく安全性も重視する家庭に適しています。

ドアの取り付け工法

リフォーム費用は工法によっても大きく変わります。施工方法ごとに特徴と費用相場を把握しておくと、予算計画が立てやすくなります。

カバー工法

既存のドア枠を残し、その上から新しい枠を取り付ける方法です。

工期が短く、外壁を大きく傷つけないため費用を抑えられるのがメリットで、相場は30万〜60万円程度です。

はつり工法

既存の枠を完全に撤去して新しい枠に入れ替える本格的な工事です。壁や床の補修も必要になるため費用は高く、50万〜100万円程度が相場です。

工期も3日〜1週間程度と長めになりますが、仕上がりの自由度は最も高くなります。

ドア本体のみの交換

既存の枠に問題がない場合は、ドア本体だけを交換する方法もあります。最も手軽で、費用相場は20万〜40万円程度です。

枠が健全ならコストを抑えつつ見た目と性能を改善できるでしょう。

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まとめ

玄関の寒さは、隙間対策や断熱強化、さらにドア交換などで大きく改善できます。原因に合った方法を選ぶことで、冬でも快適な住まいを実現できます。できるところから防寒対策を進めて、玄関の冷えをしっかり解消していきましょう。