内窓・二重窓・ってなに? どんな商品がある?どう選ぶ?どんな工事?
2024年09月30日(月)
目次
内窓・二重窓の選び方や工事の内容
今回は内窓・二重窓について商品の紹介や工事についてご説明したいと思います 。
まず簡単に内窓・二重窓・二重サッシ・インナーサッシ様々な呼び名がありますが根本的には同じ様な物で今ある窓の内側に二重に窓を設置することです。
皆様は最近知る方も多いとは思いますが、実は30年以上前から二重窓はあります。今みたいに樹脂製ではないですが昔からあったのです。
ではなぜ二重サッシや内窓は最近よく耳にすることが増えたのでしょうか? 最近では高気密、高断熱でより良い住生活を目指すことが多くなったからです。北海道や東北では昔から二重窓や内窓は当たり前にありました。 ですが関西圏ではここ数年であっという間に広がってきました。
こちらでは商品の紹介、性能の違い商品の選び方 内窓・二重窓の工事内容、そしてメリット・デメリットについて紹介させていただきます。 そして、補助金のご説明もさせていただきます。
内窓・二重窓の代表する商品
内窓・二重窓とは窓を二ヵ所重ねて設置することを言います、各メーカーから様々な商品が出てます。
代表するメーカーとして
YKKAP(プラマードU)、LIXIL(インプラス)、三協アルミ(プラメイクE2)
こちらの三社が圧倒的に数が多いです。ですが高性能の内窓大信工業(プラスト)も人気の内窓になります。 YKKAP、LIXIL、三協アルミはほぼ同等商品になりますが、大信工業だけは少し性能の違いはあります。(気密性が高い防音性能が高いガラスが入れれる)
内窓・二重窓はガラスで変わる、断熱・遮熱
断熱や遮熱については、枠や障子での性能よりガラスの性能でかなりの違いが出ます。
商品はYKKプラマードUでご説明いたします。
ガラスの種類は 単板ガラス3mm、4mm、5mm
ペアガラス3mm+空気層+3mm、3mm+空気層+4mm、3mm+空気層+5mmいずれも層厚18mmになります 。
LOW-Eペアガラス3mm+空気層+3mm、3mm+空気層+4mm、3mm+空気層+5mmいずれも層厚18mmになります 。
LOW-Eペアガラスとは金属膜によって断熱・遮熱を向上したペアガラスになります。
タイプも断熱と遮熱に別れます。 北面の日陰で寒い場所は断熱タイプ・南面や西面で日差しがきつい場所には遮熱タイプで使い分けをしましょう。
内窓・二重窓に防音ガラスを組み合わせ抜群の防音効果
防音はより気密性が高い物がよいので商品としては大信工業のプラストそしてガラスは防音ガラスを設置になります。
YKKAPプラマードU、LIXILインプラス、三協アルミプラメイクE2は防音ガラス6mmまでしか設置できません。 ですので防音等級はTー2
大信工業プラストは12mm防音ガラス設置で防音等級T-3とレベルの高い防音になります。 しかし防音も断熱遮熱もしたいのであればLOW-E3mm+空気層+5mmペアガラスにするとT-2相当の防音数値もかせげます。 防音としては少しレベルは下がりますが断熱遮熱も対応できますのでお勧めでもあります。
内窓・二重窓の商品選び
代表する商品でも言いましたがYKKAP、LIXIL,三協アルミはほぼ性能は変わりません。
見た目やイメージは少し変わりますがどのメーカーを選んでも同じだと思います。 ですが少しだけ違いがありますので紹介したいと思います。
LIXILインプラス 樹脂製内窓、商品のデザインの種類があるので木目調もよりリアルな物がある。補助金の対象としてはガス入りにしなくてもLOW-Eガラス仕様でSグレードの補助金対象にもなる
YKKプラマードU 樹脂製内窓、骨材がアルミ製で内部結露がおきても錆が出ない。戸先錠がオプションで選べる。補助金はLOW-Eガス入りでSグレード補助金対象になる。
三協アルミプラメイクE2 樹脂製内窓、補助金はLOW-Eガス入りでSグレード補助金対象になる。
大信工業プラスト 見込み幅が少し多いが気密性がかなり高い、オール樹脂製でクレセント錠がなくても隙間なく枠の対応性が高い。12mm厚の防音ガラス取り付け可能で防音等級も高くなります。
性能値は圧倒的に高いですが、少し値段も高めになります。 まずは断熱や遮熱のためか?防音のためか?性能と値段との兼ね合いが選択するときに気になるところです。
防音ランキング
1プラスト12mm防音ガラス
2プラスト6mm防音ガラス
3プラマード、インプラス、プラメイク6mm防音ガラス
断熱・遮熱ランキング
1プラマードU LOW-Eガラスガス入り
2インプラス LOW-Eガラスガスなし
3プラスト LOW-Eガラスガス入り
どんな風に工事にするのか?
商品により施工方法が少し違いがあります。構造の違いがあり組立方法や取り付け方法が違います。
まずは大信工業プラスト 見込み幅が80mm必要で他社より幅が広くなっております。構造的に大きく違うのが上枠のレールが上下に可動式になってます。 工事としては枠のフレームをまずタッカー(大きなホッチキス)で固定そこに可動する枠をはめ込みます。 基本的にはビス固定はしません。幅が広いため窓額縁の幅が必要です。
プラマードU、インプラス、プラメイクは見込み幅70mmになります。基本的にはビス固定になります。 見込み幅がたりない場合はふかし枠を取り付けしてから枠を取り付けます。 窓枠の幅によりふかし枠の出幅も色々変わります。それにより金額等も変わります。
窓枠にも種類や取り付け方法もありますので段差があったり特殊な取り付けをしてあったりと様々な場合があります。 その際は段差緩和材やその他木材等を加工し取り付けていきます。
和室の障子の代わりに内窓を設置する場合 敷居と鴨居には溝がありますのでまずは専用部材を埋め込みます。その後に枠を固定していきます。ビスが届かない場合もありますので長いビスに変更する場合もあります。
基本的には取り付けできないということはありません。どんな場所でもどんな形状でも対応させていただきます。 工事の時間は1窓最短で15分大きさにもよりますがふかし枠やその他部材を取り付けても1時間以内で終わります。 家全体の窓に設置してもおおよそ4時間くらいで完了いたします(2人で工事した場合)
内窓・二重窓を取り付けたらのメリット・デメリット
内窓二重窓を設置すれば良いことの方が多いですが、不便になる面もあります。
メリット
・断熱効果が上がり部屋の温度が保ちやすいのでエアコンや暖房機の省エネにつながる
・紫外線が軽減し遮熱され涼しくなる、家具や床の日焼けも軽減されます
・空気層が大きくでき結露が軽減される
・ガラスが増えることにより防音効果が高くなる
・防犯効果が期待される
デメリット
・開閉に二回開け閉めが必要
・掃除がしにくい
・窓の前に物がおけなくなる
・外の音が聞こえにくい
まとめ
内窓、二重窓は昔からあるものの最近多く見られるのはやはり補助金が大きな要因となっています。
過去にも補助金はありましたが、2023年からかなり大きな金額が補助されてます。2024年も補助額が大きいため取り付ける方も多いです。
補助金の申請は各機関の登録事業者が設置するご自宅の方との共同で申請となります。
申請作業はほぼ登録事業者が行います。 設置に関してですがメリットデメリットがあるものの費用対効果は窓の交換やガラスの交換よりも圧倒的に高いです 取り付けてすぐに実感できますので大体の方が内窓二重窓にしてよかったと答えております。
後は取り付ける商品や工事のやり方で金額や効果が変わりますので、当社(窓リフォーム.net)にご相談ください 的確なアドバイスはもちろん工事の内容までしっかり説明させていただきます。
補助金の申請もおこないますのでお任せください
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