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窓の種類は多種多様!特徴やメリット・デメリットを押さえて適切な窓を設置しよう

2025年06月30日(月)

窓は、単なる開口部ではなく住まいの快適さを大きく左右する重要な要素です。今回は、さまざまなタイプの窓を紹介し、それぞれの特徴とメリット・デメリットを解説します。これからリフォームをお考えの方は、ぜひ窓選びの参考にしてください。

窓の役割とは

窓は私たちの住まいに欠かせない要素であり、暮らしに重要な役割を果たしています。まず、自然光を室内に取り込み、採光性を高めることで明るく快適な空間を作り出します。日中は照明を使わずに済むため、省エネにも貢献します。

また、窓を開けることで新鮮な空気を取り入れ、室内の空気を入れ替えることができます。この換気機能は、室内の湿気やカビ、ホコリなどを排出し、健康的な住環境を維持できます。なお建築基準法では、換気に有効な部分の面積は、床面積に対して20分の1以上と定められています。

さらに、窓は家のデザインの一部として外観やインテリアの美観を高める役割も担っています。近所の公園や敷地内の庭木など周囲の景色を取り込み、自然とのつながりを感じられる空間を演出してくれる効果も見逃せません。

このような特徴から、窓のデザインや配置によって、住まいの印象を大きく変えることができるのです。

出典:e-GOV 法令検索「建築基準法

【窓の種類別】特徴とメリット・デメリット

窓にはさまざまな種類があり、それぞれに特徴やメリット・デメリットがあります。自宅のリフォームを検討する際は、これらを理解した上で最適な窓を選びましょう。

1.引き違い窓

引き違い窓は、横にスライドして開閉するタイプの窓です。2つの窓ガラスがあり、そのうち片方または両方が横にスライドする仕組みになっています。一昔前は、「窓」といえばこの引き違い窓が一般的でした。今でも一般的な戸建住宅やマンションなどでは多く用いられています。素材はアルミやスチールのほか、樹脂や木の場合もあります。

メリットは、窓が内側に開かないので部屋の中でスペースを取らないこと、開ける幅で風通しを調整できること、そしてさまざまな部屋に取り付けやすいことです。

一方、デメリットとしては窓の外側の掃除がしづらい点があげられます。

2.上げ下げ窓

上げ下げ窓は、引き違い窓を90度回転させて設置したような窓です。上部がFIX窓(後述)で動かないもののほか、上下が連動して動くものや、上下が別々に動くものもあります。洋風な住宅に採用されることが多いタイプです。

メリットは引き違い窓と同様に、窓が内側に開かないので部屋の中でスペースを取らないことや、開ける幅で風通しを調整できること、そして大きく開かないので防犯性を確保できることです。デメリットは窓の外側の掃除がしづらく、特に上部の清掃が困難な点です。

3.すべり出し窓

すべり出し窓は、ハンドルを押したり引いたりして開ける窓のことで、「縦すべり出し窓」と「横すべり出し窓」の2種類があります。

縦すべり出し窓

窓枠の上下に溝がついていて、それぞれの溝に沿って開けます。ストッパーを外せば外側の掃除もしやすいのが特徴です。風を取り入れやすく、効率的に換気できますが、雨が入ってきやすいのがデメリットです。

横すべり出し窓

窓の左右に溝がついており、下側を外側にすべり出させて開けます。縦すべり出し窓ほどではありませんが風通しがよく、開放していても雨が入ってきにくいのがメリットです。窓を全開にすると、外側も内側も掃除しやすい点もうれしいポイントです。

4.掃き出し窓

掃き出し窓は、窓枠の下部分が床に接していて、高さも天井近くまである大きな窓です。リビングと外をつなぐ窓として使われるのが一般的です。

メリットとしては、部屋と外につながりがあり開放感があること、たくさんの光や風を取り込めること、そして室内から室外へ直接出入りできることがあげられます。一方、デメリットとしては外からの視線が入りやすくプライバシー保護の工夫が必要なこと、窓の面積が大きいため断熱性・防音機能が低い点があります。また、面積が大きいため台風時の飛来物などにより割れるリスクもあります。

5.開き窓

開き窓は、その名の通り窓枠を軸として大きく開く窓のことで、窓ガラスが1枚のものを「片開き窓」、2枚のものを「両開き窓」といいます。窓を閉じているときは気密性が高く、開いたときは風や光を通しやすく開放感があるのが特徴です。海外でよく使われる窓のタイプですが、最近は日本の家でも開き窓を採用するケースが増えています。

メリットは引き違い窓よりもすき間が少なく気密性が高いこと、外気や光を取り込みやすく開放感があることです。デメリットとしては、開けっぱなしにしておくと防犯性に問題がある点があげられます。

6.FIX窓

FIX窓とは、窓枠にガラスを固定し、そのまま壁に取り付けるタイプの窓のことです。玄関や吹き抜けの2階など、採光を目的に取り付けられるのが一般的です。

メリットとしては、採光性が高く見晴らしが良いことがあげられます。開閉機能がないため防犯性が高く、窓枠から落下するおそれもありません。また、さまざまな形があるためデザイン性にも優れています。一方、デメリットとしては開閉できないため通気性能がない点です。

7.出窓

出窓は、家の壁の外側に突き出した窓のことです。中央の窓をFIX窓にして、両側の窓を開くようにするのが一般的です。

メリットとしては、空間に広がりを持たせられること、出窓のカウンター部分に観葉植物や小物を置けることがあげられます。デメリットとしては、窓が目立つため防犯性が低くなる可能性があることと、窓付近に空気が溜まりやすく、冬は結露しやすい点です。

8.高窓

高窓とは、屋根近くの高い壁に設置する窓のことです。メリットとしては、低い位置の窓よりも多くの光を取り込めること、プライバシーを守れることがあげられます。

一方、デメリットとしては開け閉めするタイプの場合、リモコンが必要な点です。採光だけで良いのであれば、FIX窓を採用するのもおすすめです。

9.天窓

天窓は屋根部分に取り付けて、天井から光を取り込むタイプで、トップライトとも呼ばれます。開け閉めできるものとできないものがあります。

メリットとしては、壁に取り付ける窓よりも多くの光を取り込めることや、外観の美しさ、窓と空が一体化して開放感があることがあげられます。高窓と同様にプライバシーが守られやすいほか、室内のインテリアの配置を窓に左右されにくくなる点も魅力です。デメリットとしては、暑い時期は日差しが強く暑さを感じることがあること、雨の日は雨音が大きく聞こえること、そして経年劣化による雨漏りの可能性に注意が必要な点です。

窓のリフォームなら「窓リフォーム.net」

適切な窓を選ぶためには、採光性、風通し、デザイン、断熱性、セキュリティ面、メンテナンス性などさまざまなポイントを押さえる必要があります。

窓リフォーム.net」は、実際に施工を担当する職人が現場でお客様のお話をお聞きし、最適なリフォーム方法を提案します。熟練の職人が施工するため、施工時間が最短3時間からと短く、生活への影響を最小限に抑えられます。

また、見積もりを出す前に工事の詳細を丁寧に説明するため、ご納得のうえでご依頼いただける点も特徴です。

断熱や防音を重視したい場合は、内窓(二重窓)という選択肢もあります。既存の窓を生かしながら、室内側にもう1つ窓を取り付けることで、断熱性能や防音効果を高めることができます。住まいの快適性を高める窓選びは、実績豊富な「窓リフォーム.net」にぜひご相談ください。詳細は下記からご覧いただけます。


まとめ

住まいに最適な窓選びをするには、採光性や換気機能だけでなく、デザイン性や防犯面まで考慮することが大切です。さまざまなタイプの窓の特徴や、メリット・デメリットを比較検討してみてください。断熱性や防音効果を高めたい場合は、内窓の設置も効果的です。信頼のおける専門業者に相談して、理想の住空間を実現してみませんか。