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二重窓(内窓)は効果なしって本当?その理由や効果を実感するためのポイントを解説

2025年06月30日(月)

「二重窓(内窓)を付けたのに効果がない……」と感じている方は少なくありません。しかし、適切に設置された二重窓は断熱性・防音性・防犯性を高め、住環境を劇的に改善する効果があるのです。今回は、なぜ効果を実感できないケースがあるのか、その原因と最大限の効果を得るためのポイントを詳しく解説します。

二重窓(内窓)で本来得られる効果

二重窓は適切に設置すれば、住環境を大きく改善する効果があります。最大の特徴は、外窓と二重窓の間に形成される空気層です。この空気層が断熱材の役割を果たし、外気温の影響を軽減するため断熱性能の向上が期待できます。冬は暖房効率が上がり、夏は冷房効率が高まることで、光熱費の削減にもつながります。

また、断熱性能の向上により窓ガラスの表面温度が上がるため、室内の湿気が窓に触れて冷やされることで発生する結露を抑制できます。結露が減ることでカビやダニの発生を防ぎ、健康的な室内環境を保つことができます。

さらに、二重窓は防音性も高めます。外からの騒音を軽減できるため、道路の音や近隣の生活音などが気になる方にとって大きなメリットとなります。

防犯面でも、窓が二重になることで侵入障壁が増え、泥棒に「入りにくい家」という印象を与えるため、防犯性の向上にも貢献します。

「二重窓(内窓)は効果なし」といわれる理由

二重窓を設置したのに「効果がない」と感じる原因は何なのでしょうか。ここでは、8つの可能性を考察します。

一部の窓しか施工していないため

部屋に複数ある窓のうち、1か所だけに二重窓を設置した場合、施工していない窓が熱損失のポイントとなり、断熱効果が十分に得られません。冷気は家の中でもっとも断熱性の低い場所から入ってくるため、一部だけの施工では部屋全体の温度改善は難しいのです。

また、二重窓にした窓は結露しにくくなる一方で、施工していない窓には結露が生じてしまうケースもあります。

内窓と外窓の間隔が適切でないため

二重窓の効果を最大限に発揮するには、内窓と外窓の間隔が重要です。この空気層の厚みが適正でない場合、断熱・防音性能は大きく低下します。

間隔が広すぎる場合、空気層の中でコールドドラフト現象(暖かい空気が冷たい窓ガラスによって冷やされ、下降気流が発生して下部に冷気が滞留する現象)が起こり、断熱効果が得られにくくなります。

逆に間隔が狭すぎると、外窓の温度がそのまま内窓に伝わってしまい、二重窓の利点が活かせません。実績のない業者やDIYで施工する場合は、この点に特に注意が必要です。

外壁や構造の影響を受けているため

家の外壁や構造自体が断熱性能に影響していることもあります。特に工夫が必要な住宅として、築20〜30年以上の家、吹き抜けがある家、リビングに階段がある家などがあげられます。

こうした住宅では、窓だけでなく壁や床からも熱が逃げやすく、窓の断熱だけでは十分な効果を感じられないことがあります。全体的な断熱対策を考える必要があるでしょう。

窓と窓枠の間に隙間があるため

家の経年劣化や地盤沈下の影響で家が傾いていると、窓枠が歪み、二重窓と窓枠の間に隙間ができてしまうことがあります。二重窓の性能は密閉された空気層がポイントであるため、この隙間があると断熱・防音性能は大きく低下します。

隙間が生じている場合は、コーキング(隙間を埋める作業)が必要です。施工後の調整やメンテナンスまできちんと対応してくれるリフォーム会社を選びましょう

部屋の空気の流れが滞っているため

結露は湿気を含んだ空気が急激に冷やされることで発生します。部屋の空気の流れが滞っていると、湿気がこもりやすくなり、二重窓にしても結露が生じることがあります。

特に冷えた部屋に押し入れやクローゼットがある場合は注意が必要です。衣類などから放出される湿気が結露の原因となることがあるため、収納スペースの換気も考慮しましょう。

ドアの隙間から空気が出入りしているため

二重窓を設置した部屋のドアに隙間があると、そこから熱の出入りが起こります。特に玄関や廊下とつながっているドアの場合、冷気が入り込んで寒さを感じることがあります。

窓の断熱対策をしても、ドアの隙間がある場合は室温が安定しにくく、二重窓の効果を十分に実感できないことがあります。ドア下部の隙間にはすきま風防止テープなどの対策も検討しましょう。

悩んでいる騒音が二重窓(内窓)で防げない音だったため

二重窓で防げる音は、主に空気を伝ってくる音(空気伝搬音)です。例えば、車の走行音や人の話し声などが該当します。

一方、地面や壁を振動して伝わってくる音(固体伝搬音)は二重窓では防ぎにくいのが現実です。工事現場の重機が地面を掘る音、大型トラックが走行する際の振動音、マンションの上下階からの床衝撃音などは、窓の対策だけでは解決が難しいでしょう。

換気口や給気口から音が入ってくるため

窓以外の場所から音が入ってくる場合も、二重窓だけでは防音効果を実感できません。特に盲点になりやすいのが換気口や給気口です。

面積としては小さくても、常に開放されているため音が侵入しやすく、窓からの音は遮断できていても全体的な騒音レベルはあまり下がらないことがあります。まずは給気口を一時的に閉めて、騒音が軽減されるか確認してみると良いでしょう。

二重窓(内窓)の効果を実感するためのポイント

二重窓の効果を最大限に実感するためには、いくつかのポイントを押さえる必要があります。

まず、部屋全体、できれば家全体の窓を二重窓にリフォームすることが理想的です。一部だけでは効果が限定的になってしまうためです。ただし、施工する窓の数が多くなると費用も高額になるため、国や自治体の補助金制度を活用するのがおすすめです。

二重窓の補助金について詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

関連記事:「内窓(二重窓)のリフォームに使える補助金3選!注意点も解説

また、定期的な換気も重要です。特に湿気の多い冬場は、結露防止のためにも換気を心がけましょう。なお、室内の換気回数の目安としては、あくまで設備設置時の基準ではありますが、改正建築基準法で1時間あたり0.5回(部屋の空気の半分が入れ替わること)の機械換気設備の設置が義務付けられています。

出典:国土交通省「シックハウス対策 のための規制導入 改正建築基準法 は平成15年7月1日に施行されました。

窓のリフォームなら「窓リフォーム.net」

二重窓の効果を実感するためにもっとも重要なのは、実績豊富な施工業者に依頼することです。経験と技術を持った専門家に任せることが成功の鍵となります。二重窓の効果を最大限に発揮するには正確な施工が不可欠で、施工不良があると断熱・防音効果が半減してしまいます。

二重窓リフォームを検討中なら、実績豊富な「窓リフォーム.net」にご相談ください。「窓リフォーム.net」の特長は、見積もり前に工事詳細をしっかり説明し、お客様の納得を得てから施工に進む丁寧な対応にあります。また、訪問者が工事まで一貫して担当するため、コミュニケーションロスがありません。さらに、熟練の職人による施工は最短3時間から可能で、効率的かつ高品質な仕上がりを実現します。


まとめ

二重窓は断熱性・防音性・防犯性を高める効果がありますが、「効果なし」と感じるケースにはさまざまな原因があります。一部の窓だけの施工、不適切な内外窓の間隔、窓枠の隙間、換気不足、換気口からの音漏れなどが主な要因です。

効果を最大限に得るには、すべての窓の施工、定期的な換気、そして何より実績豊富な専門業者への依頼が重要です。補助金制度も調べてみましょう。快適な住環境があなたの毎日を大きく変えてくれるはずです。