窓にプチプチを貼るメリットや断熱効果は?貼り方やデメリットも解説
窓から伝わる冷気が気になるとき、手軽な寒さ対策としてプチプチを貼る方法があります。プチプチの空気層によって熱が伝わりにくくなるため、一定の断熱効果が期待できます。
ただし、貼り方によっては窓の開閉を妨げたり、結露やカビの原因になったりすることもあるため注意が必要です。
今回は、窓にプチプチを貼ることで期待できる断熱効果や正しい貼り方、デメリット、プチプチ以外の断熱方法についてわかりやすく解説します。
目次
窓にプチプチを貼るメリット

プチプチはプラスチック素材で水や空気を通しません。さらに表面にたくさんついている「〇」の中には空気が詰められており、窓に貼ると空気の層ができるため断熱効果が期待できます。
空気の層で断熱効果が得られる理由は、空気が熱を伝えにくい物質だからです。窓表面に空気の層があると、室内の暖かな空気が外に出て行きづらくなるので冷気を抑えやすくなります。
3ステップ!窓にプチプチを貼る手順とは

プチプチは窓の断熱性を上げるのに役立ちますが、貼り方が甘いと思うような効果が得られなくなります。どのように貼ったら良いのか、窓にプチプチを貼る手順をみていきましょう。
手順1|プチプチを窓枠より大きめにカットする
まずはプチプチをカットすることから始めましょう。このとき意識したいのが、窓枠よりもやや大きめのサイズにカットすることです。窓枠よりも小さいと、プチプチが届かなかった隙間から冷気が入ってきてしまいます。
また、窓からの冷気はレールとサッシの隙間からも入ってくるので、サッシの枠まで覆えるサイズにカットするのがおすすめです。
手順2|プチプチの凹凸面をガラス側に向ける
プチプチをカットしたら、次にプチプチの向きをチェックしましょう。プチプチで断熱効果が得られるのは、窓の表面に空気の層ができるからです。そのため、プチプチの凹凸面を窓ガラスに向けて貼り付ける必要があります。
手順3|窓枠全体をカバーするようにプチプチを貼る
プチプチの向きが確認できたら、プチプチを窓ガラスに貼っていきましょう。窓ガラスのみに貼るとレールとサッシの隙間から冷気が入ってくるので、窓枠までカバーするのがおすすめです。
特に引き違い窓はレールとサッシの隙間から冷気が入ってきやすいので、窓枠まで覆うようにしましょう。
ちなみにプチプチを貼るときに窓を外す必要はありません。設置された状態のまま、窓枠ギリギリまでプチプチを貼ります。窓枠は重量があり、落としてしまった場合にケガや破損につながるリスクがあるため、無理に外すのは避けましょう。
窓にプチプチを貼るデメリット

窓にプチプチを貼る方法には手軽さがある一方、注意しておきたい点もあります。窓にプチプチを貼る主なデメリットは、次の通りです。
見た目が悪くなり採光性が落ちる
プチプチを窓全体に貼ると、外の景色が見えにくくなったり、室内が暗くなったりする可能性があります。
透明なプチプチであってもガラスのようにクリアではないため、窓から入る光が拡散され、貼る前より採光性が低下します。広い窓ほど見た目への影響も大きく、インテリアの雰囲気を損ねる場合もあります。
採光や眺望を重視する部屋では、貼る範囲を限定するなどの工夫が必要です。
熱による変形や火災のリスクがある
プチプチはプラスチック素材のため熱に弱く、ストーブや電気ヒーターなどの暖房器具に近い窓へ貼る際は注意が必要です。
暖房器具から強い熱を受け続けると、プチプチが変形したり溶けたりする可能性があります。火災のリスクを避けるためにも、暖房器具の近くでは使用しないようにしましょう。
また、網入りガラスにプチプチを貼るのも避けるのが無難です。網入りガラスとは、破損時のガラスの飛散を防止するため、内部に金網が入っているガラスです。プチプチを貼ることでガラスに熱がこもり、温度差によってガラスが割れる「熱割れ」が起こるおそれがあります。
開閉しにくくなる
プチプチをサッシのレール部分まで固定すると、窓がスムーズに開閉できなくなる場合があります。
断熱性を高めるためには窓全体を覆うことが効果的ですが、テープで固定するのは窓枠までにして、レール部分をふさがないようにしましょう。
レール部分まで含めて窓全体を覆いたい場合は、プチプチをカーテンのように垂らす方法もあります。窓の開閉を妨げにくく、広い範囲をカバーできます。
結露でカビが発生する
窓とプチプチの間に結露が発生すると、カビが繁殖する原因になることがあります。
プチプチを貼ればガラス表面の冷えを抑えられる場合がありますが、結露を完全に防止できるわけではありません。特に外気温が低い冬場は、プチプチの裏側に水滴がたまっていないか定期的に確認することが大切です。
結露を見つけた場合は水分を拭き取り、十分に乾燥させましょう。湿った状態を長期間放置すると、窓枠や周辺にカビが広がる可能性があります。
関連記事:「窓のカビ取り方法は?原因や放置するリスク、予防する方法も解説」
劣化して剥がれたりボロボロになったりする
プチプチは長期間使用することを前提とした断熱材ではないため、日光や温度変化の影響を受けて徐々に劣化します。
長く貼ったままにすると、表面がもろくなったり、剥がす際にボロボロと崩れたりすることがあります。そのため、プチプチは一時的な寒さ対策として使用し、状態を確認しながら1〜2シーズン程度を目安に貼り替えると良いでしょう。
テープ跡が残る
プチプチを固定するときに粘着力の強いテープを使用すると、剥がした後にベタつきやテープ跡が残る場合があります。
特に両面テープやガムテープを窓枠へ直接貼ると、時間が経過するほど粘着剤が残りやすくなります。跡を残したくない場合は、先にマスキングテープやメンディングテープなど剥がしやすいテープを貼り、その上から固定用のテープを重ねる方法がおすすめです。
また、剥がれにくさを重視する場合でも、使用する場所や窓枠の素材に適したテープを選び、定期的に状態を確認しましょう。
窓にプチプチを貼るのは補助的な対策と考えておこう!
プチプチで対策できるのは、主にガラス面から伝わる冷気です。
一方で、アルミサッシ自体が冷えている場合や、サッシの隙間から冷気が入り込んでいる場合は、ガラス部分にプチプチを貼るだけでは十分な寒さ対策にならないことがあります。
そのため、プチプチは費用を抑えてすぐに実践できる補助的な断熱対策として活用するのがおすすめです。
窓からの冷気や結露などを根本的に改善したい場合は、次項に説明する方法を検討しましょう。
プチプチ以外で断熱効果を高める方法

プチプチは手軽に窓の断熱性を上げられる便利なものですが、貼り付け後の見栄えが気になる方も多いでしょう。そこで、プチプチを貼る以外の方法で、窓の断熱性を高める方法を紹介します。
方法1|断熱シートを使う
プチプチ以外で手軽に窓の断熱性を高めたいなら、断熱シートを使ってみてはいかがでしょうか。断熱シートは緩衝材であるプチプチと異なり、もともと断熱のために開発された製品です。
窓にぴったりと貼れば、室内の暖かな空気が出て行ったり外部からの冷気侵入を防いだりと、より高い断熱効果が得られます。
ただし、断熱シートは日差しによって劣化するため、定期的に貼り直さなくてはなりません。貼り替えの目安は半年に1回なので、面倒に感じる場合は他の方法を考えてみましょう。
方法2|断熱カーテンを取り入れる
断熱シートが面倒だと感じるなら、断熱カーテンを使ってみてはいかがでしょうか。断熱カーテンとは、断熱性のある布で作られたカーテンです。
窓とカーテンの間に厚い空気の層が作れるので、窓からの冷気を防ぐのに役立ちます。カーテンなのでわざわざ貼り付ける必要がなく、プチプチなどと比べて見た目が良いのもメリットです。
ただし、カーテンの下部の隙間から冷気が入りこむことがあります。また、カーテンを開けると断熱効果が得られなくなるので、使う場所には注意しましょう。
方法3|内窓(二重窓)を設置する
より確実に断熱効果を得たいのであれば、内窓の設置を検討しましょう。今ある窓の内側にもう1つの窓を設置して、空気の層を作ることで断熱効果を高めます。結露防止や防音、防犯に役立つのも魅力です。
ただし、自分で内窓を取り付けるのは難しいので、業者に依頼することをおすすめします。
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まとめ
窓にプチプチを貼ることで、手軽に断熱効果を高めることができます。ただし、見た目の悪化や結露によるカビ発生などのデメリットも伴うため、補助的な対策として活用するのが現実的です。より高い断熱効果を求める場合は、断熱シートや断熱カーテン、内窓の設置も検討してみましょう。



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